司と薫の部屋
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人間は統合性を求める。
知覚的統合性や思考的統合性、感情的統合性など。 行動・思考、全てにおいて人間は自分の主観的事実に沿うような選択肢を選んでいく。 しばしばそれは、十分な思考を省略して。 それが固定観念やスキーマと言われるものであるが、 これらが形成されそれを前提に行動・思考が起こるのは 何よりもそれが楽だからである。 思考省略。人間達は思われているほど考えて行動することをしていない。 すでにある形式に沿って、 あるいはその形式に一致・統合・統一するように、 錯覚的意志を持たせながら自動的に行われていく。 強化されていく主観的事実。 あらゆる別の可能性は否定され、 また自ら可能性を殺していく。 統一・統合を求める人システムにとって 別の可能性やさまざまにベクトルを持つ思考は脅威なのだ。 しかし時に統合性を求める人システムは 自らを破滅へと導く主観的事実を構築してしまう。 そうしたとき、このシステムは危機の回避法を知らない。 破滅へ導く主観的事実さえも強化され続けていってしまう。 言わば、人システムはそれ自体が脅威なのだ。 獲得物は思考の簡略化、代償は潜在的脅威。 人を人たらしめているそれは自殺システムになりうる。 PR ![]() ![]() |
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黒い角の薫 赤い翼の司
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